”自立”と言うと、1人暮らしだったり、自分ですべてをやること、だと思いがちですが、

知的障がいのある方にとって、家族から離れて生活できるようにすることも立派な自立です。

超高齢化の昨今では老障介護もめずらしくありません。

親が年老いて障害のある子どものお世話ができなくなり、あわててグループホームや入所先をさがす・・・のはよくあることです。

この場合一番困るのは誰でしょうか？

年老いた親なのか、お世話しなくてはならなくなった兄弟姉妹なのか？

・・・きっと一番困ってしまうのは障がいのある本人ではないでしょうか？

親が年老いたなら子も同じ年月歳をとってます。

若いうちなら早く習得できることも、年老いればなかなかそうはいかなくなるのは知的障がいの方も同じです。

自分で表現できなかったり、説明できなかったりする障がい者の方を、情報が少ない中で支援するのは支援者にとっても戸惑うことが多いです。

グループホームに入居してご家族と連携して、ホームの生活に慣れることができれば理想的です。

たとえご家庭での生活が今は問題なくても、若いうちからグループホームに入って、

平日は家族ではない世話人・生活支援員の支援を受けて通所先に通い、週末は自宅に戻って、家族と過ごす。

ご家族のフットワークが軽いうちに、早いうちからご本人の居場所を作ることができたら、

ご家族に何かあってもグループホームで過ごせます。

ご家庭では見せない新たな一面も発見できるかもしれません。

大人になり、日中の通所先・職場で安定した生活が送れるようになったら、是非グループホームへの入居をお勧めします！